生まれてきて、ありがとう


花沢先生つながりで読んだルサンチマン




マンガってこんなに面白いのか。


伏線が張り巡らされ、細かいところまで気を配っていろいろ
描いてるので4回も読み返してしまった。


絵はキレイじゃなし、それはもう切実なくらい下ネタ満載
なのでちょっととっつきは悪いけど(特に女子)
話の構成、キャラクター、妙なリアリティー、そしてせつなさ。



最終回読み終わったとき、もうタクローやラインハルトや月子や江原に
あえなくなると思うとすごく切なくなった。
このキャラクターが好き、というのが今回はなくて
この物語全体(大げさには作者の世界観みたいなの)が好き。
厭世的に見えるけど、諦めじゃなく受け入れ、みたいな。


ストーリーが現実とコンピューター上の仮想現実の入り組みの中で進んでいくんだけど、
これを読んでる自分が非現実であるマンガのの中に入りきってしまってることに
気づいたそんな最終回。


そのくらい、ひきつけられた。


全巻アマゾンでポチッてしまいました。
花沢先生への感謝の意をこめて久々の新品購入。
(単行本の売れ行きが悪いために途中打ち切りとの噂あり)