時は流れて
打合せが思いのほか早く終わったのでいっぺん行きたかった
東京都写真美術館へ。
写真美術館で個人の冠でないものは今まで見た事なく
こういうのが近くにあるのはうらやましい限り。
今回は
「昭和 写真の1945〜1989 第3部「高度成長期」昭和30〜40年代 Part.2」
という企画展やってた。
時代別に並んだ写真を順番にみていると
写真で撮る対象や狙いみたいなものが時の流れとともに
変わっているのに気がつく。
単純に建物や事件(東京タワーや水俣病)を写してたものが、
なんて事はない一場面の中に自分の意識、感覚のようなものを
写しとめた(んじゃないかとこちらが感じる余地のある)写真が現れる。
流れ(歴史)のなかで写真をみるととても広がりを感じるし
新しい流れを始めた人の思索の深さや革新性にびびっとくる。
美術なんかまさにそうですが。
今では当たり前にみえる写真も森山大道だったり牛腸茂雄、アラーキーなんかが
日本では流れを組み立てていっていたんだなと。
いろんな歴史を知るのがとても楽しい今日この頃。
特に新しい事を考える時はそれが大事な気がします。
東京都 東京都写真美術館
http://www.syabi.com/index.shtml
- 作者: 東京都写真美術館
- 出版社/メーカー: 新潮社
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