ドチャッキー


象設計集団の名護市庁舎です。
相当インパクトが強いです。
真っ白のボヤーとした建築を見慣れてたら
濃すぎてくらくらします。


まず地図で見ただけでも既にインパクトあり。

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しかし沖縄でいろんな建物を見続けいると
この建物にあんまり違和感を感じない不思議。



よくよく見てみると内とも外とも言えぬ空間に囲まれています。





このアサギテラス部分は網状になっていたり、
ガラスブロックを埋め込んだ屋根であったり
ツタが絡んでいたりと場所によって設えが違います。
日差しの調整など外部との関係の中でいろいろ役割を持たせている模様。



南側はぜんぶ違うシーサーがずらり。
海側のこの面には強い風が吹いていました。



これが建築なのだ―大竹康市番外地講座

これが建築なのだ―大竹康市番外地講座



によれば、この風を利用した風の道を建物内に通し、
人工の空調を極力使わない予定だったみたいです。
今日行ったときは天カセのエアコンが作動していました.



3階建てで建物内部以外であれば屋上まで勝手に入れます。




スロープ、階段といろいろな経路を設定してます。
いろんなとこがつながってぐるんぐるん回れます。
ちびたが「探検やー」というて走り回っておりました。



北側のオープンな広場を囲むテラス群。



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建物内部からいすや机がにじみ出たり、自転車置場になってたり
植栽が並べられてるテラス。
しかし金魚にはびっくり。



さすがに屋上はあまり使われていないようでした。



「沖縄における建築」と「市庁舎のあり方」を問われた
コンペで選ばれたこの建築。


土着なデザイン自体の強度もあるとは思うのですが、
問いに対しすごく「当たり前」の答えを提示することで
その「当たり前さ」が強度を持ってるような気がします。


こういう建築見てたら「おまえしっかりせいよ」と
いわれてるような気分になります。