アバランチナイト

怪しげなイベントっぽい名前ですが、雪崩の勉強会です。


主催は日本雪崩ネットワーク(JAN)。
無料です。


以前一度受けたことはあるのですが今回改めて受講。
雪崩の種類、発生メカニズム、実例、アクシデント回避のためのtipsなど。


とにかく危ないところには近づくな、です。


特に登山の場合は仲間が雪崩に流されてもスキーのように
すぐ(15分以内)助けにいけないので、雪崩が発生=ほぼ助からない、
のでより事前に回避する行動パターンが大切かと。




以下メモ。
・雪崩の種類は点発生と面発生
・雪は重い
 (150-250kg/m2。ちなみに人体は400kg/m2)
・15分が生存しきい値
 (15分生存率は90%、30分は40%(但し30分は口の周りにスペースがある場合))
・死亡原因は窒息
 (窒息65%、激突等25%、低体温10%)
・雪崩にあったら・・
  1.大声を出して自分の位置を周りの人に認識してもらう
  2.横に逃げ、谷筋(雪崩の中心)から離れる
  3.出来るだけ上に上がろうとする(2mより深いとほぼ絶望的)
  4.片手は上へ(早く見つけてもらう)、もう一方は口の前でスペース確保
・ビーコンが無いとほぼ見つからない
 (100m×100mを20人ゾンデ探索で20時間かかる)
・雪崩を避けるために
  1.地形→木が折れている、沢になっている、スラブが切れそうな斜面、勾配(30-45度)
  2.雪→安定性、踏んで空気の抜けるワッフ音、進行方向にのびるクラック、強い形容詞のある気象情報
  3.人→人はミスを犯すもの。常に判断を疑うことと雪崩を避ける行動の癖を付ける
    (地形や雪の観察、もし起こった場合の行動、これらを回避する他の手段の検討)