初雪山登山は八ヶ岳

毎年恒例の年末雪山。
行き先は八ヶ岳にある硫黄岳。
今年は10名パーティーのCLを拝命。


前日の寒波の影響で中央道にチェーン規制があったため
東名の清水から北上するルートに変更。
大阪から10時間もかかる。。
稲子湯分岐までは順調だったけど、本沢温泉入口まではFRのチェーンでは
たどり着けず、スタッドレス組にピストンを頼む。


テント設営。


2100mで温泉へ。さすがに露天風呂は厳しそうなので却下。


そうとうあったまりました。極楽。


入湯後、コーラを小屋で買って飲もうとふたを開けると
いきなりフローズン化。PV=nRTか。



晩ご飯はシチューとパン。6人前を3人でw



2日目。
あさごはん。


夜はさほど寒くなく。夜のうちの積雪も無かった。
ワカンにて本沢温泉から稜線へ進む。
1/25000の地図ルートは沢をつめている表記だが
実際は尾根の進む(雪山要ルートか?)


夏沢峠までは膝ラッセル程度。
ここから強風のためアイゼン、ゴーグル装着。


ルートファインディングしながらの急斜面。


稜線に出ると異常な強風。
新人さんもいるのでここで折り返し。





雪山の下りは早い。夏の0.7-1倍程度。


無事ベース到着。


軽快に登山終了。






今回は事前の呼びかけに
3名の新人さんが参加。
そのうち2名は雪山初参加ということで
登山、とりわけ気候の影響がもろに反映する雪山であり
準備段階から結構背筋ピンとなってました。


「最悪の事態*1が起こった場合、事前に対応できることはやり尽くしたといえるかどうか」
というような個人的CLテーマを勝手に立てて準備に取り組んでみました。


こういう考え方で計画を考えると
一つ一つの決断に対して一人では答えが出せないなあ、と感じました。
これは責任逃れという意味ではなく、決定事項に客観的妥当性があるかを確かめたいと言うことです。
SLメンバにはいろいろ聞いて助けてもらいました。



個人的にはいろいろとヌケがありましたが
これまでにないいい勉強になりました。


とはいえそういう諸々も(雪)山に行きたいからやってるのであって
風が強く、登頂こそ果たせませんでしたがとてもよい山行であり大満足でした。


みなさんおつかれさまでした。


備忘録
・チェーン規制や突発の吹雪で車は高速で50km/h以下
・FR+チェーンは雪道に弱い。
・ゴーグルは一回つけたら二度と外すな(蒸気が凍る)
・ゴーグルしないとコンタクトが凍る恐れあり
・おつまみは一晩2つあればOK
・雪山の下りは原則夏山タイムと同じでよい。
・荷物片付け、テント撤去は45分。
・テントデポの雪山山行ではツエルト持参。

*1:遭難によりメンバーが絶命