イワン兄さんが好きだ


ようやくカラマーゾフの兄弟*1読了。


過去一度、読んでみようと思い買った本が1957年訳のもので
まず日本語が理解できず100P程度で断念。


後日ふと本屋で光文社の新訳を見つけたので再挑戦を決意。
全部で5冊、2000ページくらいあるのですが
日本語としてはストレスなく読めました。


それでも世界観がわかるまでの部分*2
あまり関係ない話*3なんかは読むのに相当時間かかり、
途中スケベな僕は他の本に移ったりもしたのですが
第二部以降のイワン兄さんの幻覚や劇詩のシーンをはじめとする
魅力的な部分はむさぼるように読んでしまいました。
電車からおりてもやめられず、エスカレーター乗りながらも読む始末。


また登場人物が多いので覚えるまではつらいけど
逆に頭に入ると完全にハマる。
読み切る事が目的だったのに途中でその義務感はなくなりました。

神様、宗教、良心なんかを考えるのが好きな人には
相当面白いと思います。
イワン兄さん*4好きだなー。



先に読んだ嫁さんと誰が誰に近いかを議論。
嫁さんは自称ホフラコーワ婦人。
僕はコーリャの友達のトロイの木馬の子あたりか?


とりあえず2周目読んできます。



カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫)

カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫)

*1:130年くらい前のロシアの強欲父さんと3人の息子の話。息子は直情人間、インテリ無神論、純情修道僧。

*2:人物紹介とエピソード紹介の部分

*3:ペレズヴォンあたりの続編に絡みそうなところ

*4:雄一おじさん@おやすみプンプン的。合理主義だけど泥臭い