紅衛兵はビートルズを知らなかった。

ぼやっと夜中にNHK見てたら中国の文化大革命の
４回シリーズの初回をやっていた。
たまたま今読んでる本でこの話が出てきてるのもあり結局眠いながらも見てしもた。

僕が生まれる頃までの10年間に中国ではすげーことが起こってたのか。
いちおう社会で倣ってたはずなんだが。。
日本ではおそ松君が放映され、大槻ケンヂが生まれ、週刊プレイボーイが
創刊されてるそんな時代。

共産党内での権力確保のために動いた毛沢東にあおられ
プロレタリア階級が紅衛兵となり始まった、搾取階級の古い習慣、文化、風習の破壊。
でも実体は見えない理想と私念に基づく地主や資本家への粛清、伝統文化の破壊、
そして行き着く先は一説には1000万人以上の犠牲者。

「知らない」ということはおそろしい。
「考えない」ということはもっとおそろしい。

さらに恐ろしいことは、当時このことが中国の情報統制で
他の国へはほとんど知られていなかったこと。
香港とかに流れ着いた大量の死体でしか異変に気づけなかったらしい。
そして40年経った今でも中国ではメディアが文化大革命に触れることは
御法度だという事実。
恐ろしや恐ろしや。こんなことブログで書いてたら。。。

徹底的にしまくったインタビュ−で構成しているこの番組。
クオリテ高い。高すぎ。
こんな番組作れるのは「ほぼ国営放送」NHKしかないべ。
今晩から３夜連続みなくちゃ。

ちょっと前に同じくNHKのBSで中国政府の不正をインタネットで暴く中国人の
特集やってたけど、本気で危ない橋わたってるなあ。。