すむならどの家?
一人暮らしをしている人って結構おられるとおもいますが、
皆さん、どうやって今住んでいる(もしくはすんでいた)
ところを選びましたか?
もちろん一番は立地(会社が近い等)と家賃の兼ね合いで決まるのでしょうが
建築設計をしている僕たちにとってはそれ以外の純粋な「建物」という要素
がどのくらい、またどのように影響しているのかが気になります。
その中でも暮らしに直結する「間取り」(プランと呼んでます)
についての疑問。
「どんな間取りにすみたいのか」
本来マンションなんかの設計では
収支の取れる販売価格(家賃)と立地で購買するターゲットを
想定して、そこに望まれるであろうプランを描きます。
(郊外なら部屋数の多いファミリー向け、都心なら優雅なリビングなど)
つまり注文住宅と違って「求められているもの」を
先読みしないといけないのです。
作り手としてはあたりまえと思ってることも、意外とあたりまえじゃないのかな
という疑問が最近ありまして。
もちろん正解って言うのは各人によって違うという前提はありますが。。
ちょっと想像してみてください。
●大阪淀屋橋。駅まで徒歩5分。家賃8万5千円。約30?。
この条件で部屋を借りるとすると、どれを選びますか?
□大枠はこのとおり。5階。両隣は別の部屋。図面右は空き地に接する窓。
左の窓の外は廊下です。
・床のあみあみ部分は土間(タイル張りで部屋の床より30センチほど低い。玄関)
・CLはクロゼット(物入)
■その1
しっかりした個室に横長のリビング。廊下とリビングは扉で仕切れる。
■その2
広めの玄関に窓に向かったトイレと浴室。キッチンその他はリビングから
見えないように扉で隠せる。
広いリビングと最小限の個人スペース。
■その3
大きなオープンキッチンに全面タイル張りの床(土足)。
とにかく広いリビングと最小限の個人スペース。
いろいろなパターンがありますが、住むとなったら、どの部屋??