カッパ復活


山での必需品、カッパ。
普通の雨合羽と違い、防水性だけでなく内部の水蒸気(汗)を逃がす
特殊素材(ゴアテックス等)で出来ているので値段もそこそこします。
(上下セットで2、3万円〜。高いのは5,6万)


このカッパ、使い込んでいくとで防水性は落ちませんが
撥水性が落ちてきて、生地が塗れて重く、冷たくなってしまいます。


ぬれたカッパほど気持ち悪いものこの上なく、
ちょうど穂高に行くので
撥水性向上実験をしてみました。


以前から純正撥水スプレーをぬっていたのですがぜんぜんだめ。
ネットで調べてみると、この手のカッパは撥水塗膜だけでなく
生地の表面にうぶげ状の細かい毛が立っておりこれで水をはじく
(水鳥のイメージ)そうな。


長いこと使っているとこの毛が寝てきて水分をはじかなくなるとのこと。


毛を立たすには熱を加えるのが良いということで今回はアイロンを当ててみました。


対象カッパ
モンベル ストームクルーザー2002モデル
丸2年使用。撥水性ほぼゼロ。



実験開始。



本来なら最低温の化1(アクリル、ポリウレタン)ですが
当て布をするので化2(レーヨン、ポリエステル、ナイロン)に設定。




当て布をしてごしごし


さて、山へ。


初日は晴れた穂高でしたが2日目は小雨。
絶好の実験日和。


比較のため、3つのエリアを作りました。


1.なんもせず
2.アイロンだけ当てる
3・アイロンと撥水スプレー



結果はかなりはっきり出ました。

 ↓



まず1(なんもせず)

まったくだめ。まだ降り始めたばかりですわよ奥さん。




次に2(アイロンだけ当てる)

少しはじいてる感じ。久々に水の玉をみた。




最後は3(アイロンと撥水スプレー)

うわ。すげ。
どうですか皆さん!
コロンコロンにはじいてますよ!
(深夜の通販的。)



イメージとしては
産毛全体に撥水材が効率よく引っ付いてる感じでしょうか。



にしてもお尻とか穴だらけなので新しいのほしいのですが。。