金沢にて2

美術館へ。
設計は妹島和世西沢立衛
裏表のないどこからでも入ることができるというガラスの円形たてもの。



雪のせいか、金沢の曇り空のせいか全面ガラス張りという
インパクトは薄かった。


中に入ると、すごくうすーい感じがした。
壁や床の仕上げの白さや、ガラスの透明感のせいかな、
と思ったけど、歩き倒して感じたのは
「どこにいても同じ場所に感じる感覚」。
仕上げもずっと同じなら
光の具合も意図した変化っていうのが感じられなかった。


円の中にいろんな部屋が並べられてて、
それ以外の場所がいわゆる廊下。



  ↑
西沢さんは「街路のような」イメージにしたかったそうだけど
そういう意味では新興住宅地の同じ家が並んでる感じに近かった。
同じ道幅、おなじような仕上げの一軒家が並んでる住宅街。
(あとで調べてみると廊下幅は3mグリッドで配置されてるとのこと。)
   ↓







ただ、円の外周部の廊下はスペースがとってあり
なんかできそうな匂いあり。



展示室自体は区切られていてサイズもいろいろあるので
たのしめた。
個人的にはフローリングの部屋がよかった。
展示自体も面白いのあったし。



コンセプトを形にしているっていうのはすごくかっこよいけど
コンセプトと実際の身体的な感覚のギャップが大きかった建物でした。
(それを好き嫌いというのかも)




きれいな夜景。




寒かった。雪の金沢はスニーカー厳禁。ジュクジュクです。