その8 手塚貴晴+手塚由比 建築カタログ

いやん。すごくドキドキする。
この本見てたら。



手塚貴晴+手塚由比 建築カタログ

手塚貴晴+手塚由比 建築カタログ




本、というか写真集(作品集)のようなもの。
手塚さんは夫婦で住宅をメインに設計事務所をやっておられる。



TAKAHARU TEZUKA+YUI TEZUKA
http://www.tezuka-arch.com



ここに出てくる住宅は「かっこいい」というより
「楽しそう」だ。
冒頭のドキドキの発生源は純粋にたてもの(での暮らし)が楽しそうなのと
そういったものの設計の可能性を感じさせてくれる所だ。


だから別に建築関係者じゃなくても十分ドキドキできるとおもう。
(てかタイトルからもそちらがターゲットなのかもしれない)


「住み手の生活から引き出したアイデアを生かす」、
(たてものに)「使用者の入り込む可能性をのこす」
というあたりの感覚を大切にしつつ、彼らなりの答えのだし方はとてもうまい。
内と外とのつなぎ方や、素材の組み合わせ、そして何で持ってるのか考えたくなる構造。



序文にこうある。


「わかりやすいこと、心地の良いこと。
 そして今までにない価値を提案できること。
 いずれも当たり前の建築家としての務めですが、
 それらをあえて真っ直ぐに構えて作品をつくり続けていこうと思います。」
 (序文より)


原点すな。



ちなみに「屋根の家」の屋根のデティール、雨漏りしないのかしら??