その12 四コマ哲学教室
表紙がこれでなかったらきっと手にもとってなかたと思う。
- 作者: 南部ヤスヒロ,相原コージ
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2006/04/01
- メディア: 単行本
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相原コージの既成マンガに現役高校倫理・政経の先生が文章を
つけて哲学のエッセンスをざっと語るスタイル。
1時間もあれば読める。
説明がとても具体的。しかも今風にわかりやすい。
高校の倫理の理解が言葉の上だけだったんだなーとおもう。
(僕も倫理とってた)
ヘーゲルとSMAPの「世界に一つだけの花」との関係を語ったり
「必要なのは今はやりの『自分探し』ではなくニーチェの強度なんだ」とか。
でもぜんぜんむつかしくなくておもしろい。
ページの半分はマンガです。
そして僕的に驚くべきは相原コージのマンガ。
この本が成り立つのはこのマンガがあってこそ。
(マンガ自体はこの本のために書いたのではなく、あくまでマンガありきで文章がある)
そういやコージ苑もけっこう思想臭かった。
マズローの幸福論とかニーチェの超人とか
昔の思想が今でもぜんぜん通じる気がする。
先人達超すげー。
一度ちゃんと読んでみたい。