その12 四コマ哲学教室

表紙がこれでなかったらきっと手にもとってなかたと思う。



4コマ哲学教室

4コマ哲学教室




相原コージの既成マンガに現役高校倫理・政経の先生が文章を
つけて哲学のエッセンスをざっと語るスタイル。


1時間もあれば読める。
説明がとても具体的。しかも今風にわかりやすい。

高校の倫理の理解が言葉の上だけだったんだなーとおもう。
(僕も倫理とってた)



ヘーゲルSMAPの「世界に一つだけの花」との関係を語ったり
「必要なのは今はやりの『自分探し』ではなくニーチェの強度なんだ」とか。
でもぜんぜんむつかしくなくておもしろい。
ページの半分はマンガです。


そして僕的に驚くべきは相原コージのマンガ。
この本が成り立つのはこのマンガがあってこそ。
(マンガ自体はこの本のために書いたのではなく、あくまでマンガありきで文章がある)
そういやコージ苑もけっこう思想臭かった。



マズローの幸福論とかニーチェの超人とか
昔の思想が今でもぜんぜん通じる気がする。
先人達超すげー。


一度ちゃんと読んでみたい。