吉阪隆正展+内藤廣講演会




14:00
北山の京都工芸繊維大学で吉阪隆正展と内藤廣さんの講演会。



すこし遅れた。
会場は超満員で廊下にているモニターを見る。


内藤さんは対談なんかを本で読んだ程度でそんなによく知らなかった。
内容は師匠の吉阪さん自身のことというより、吉阪さんから感じたことから出てきた
内藤さん自身の建築、生き方へのスタンスと言った感じでした。


境界線に自らを立たせ(無所属になること)、より広い視野で物事を捕らえ、
自分の思考で、本当の自分の言葉で追求する姿勢が必要、と受け止めた。


すごくストイックで、岡本太郎なんかと近い印象。
内藤さんの話で、おびえさせられそして奮い立たされた。


メモ
・境界線上に生きる人としての吉阪隆正。多くの国にいたことで無所属である。
(生い立ちによる境界線。吉阪隆正、エドワード・サイードイサムノグチ
 スーザンソンタグ石元泰博ノーム・チョムスキー
・今の世界はグローバリゼーションと地域主義の軋轢(相互理解がない)
・何かに属しているメジャー(モダニズムジャポニズム、都市、軸線)と
 無国籍、無所属のマイナー(あえて自分を追い込む。所属も期限付きで)
・おかしいものはおかしいといえる気持ち。常に考えつづけること。
・先鋭的建築は茶番。もっと考えるきことがある。
・周りのことや潮流は語るが自分のことは語らない=社会を語らない。
 →他人のことではなく、自分の言葉で自分の思考で考える(ほんとに思っていること)
 それと課題(設計)の間を埋めることがデザイン。
・1960年代とバブル崩壊以後に同じ流れを感じる。
 (その時代の人が考えていたことにこの時代を抜けるヒントがある)


その後、展覧会へ。
セミナーハウスの全体模型が圧巻。


その後、ぶちよおすすめ蓮花寺へ行くもすでにしまっている。
ついでとよった京都国際会館もしまっている。。
ついてないワ。


吉阪隆正研究
http://www.msuzuki-lab.com/3_yoshizaka/3.html
内藤廣建築設計事務所
http://www.naitoaa.co.jp/