人生いろいろ。素材もいろいろ。
カタログや雑誌の写真でしか見たことのない素材を使う(買う)とき、
実際に現場に運ばれてきたものを見て
「ん?んん??」
となるのは建築だけでなくよくある話。
色も違えば質感も予想外。
特に木(業界の人はモク、と呼ぶ)は同じ樹種でも年輪、色もいろいろ。
今回、階段でホワイトバーチ、窓枠にタモを使ってみた。
僕も工務店も初めての素材。
仕上げも自然塗料とするかウレタン塗装とするかペンキとするかで
全然変わってくる。
今回手がけてくれてる工務店の人が結構乗り気な人で
「せっかくなんでいろいろサンプルつくっていいやつ選びましょう」
とありがたい言葉。
時間のない中、塗装サンプルを作ることになった。
基本的に一品生産である建築ならではの
現場で毎回試行錯誤しながら作るたのしみを実感。
これって小学校の図画工作の世界となんもかわってないです。
階段のホワイトバーチ合板。
バームクウヘンみたいなきれいな小口を出すため、
滑り止めは踏み面に彫り込んで埋込に。
窓枠のタモ材。
塗装によってもだいぶん表情が変わりそう。
天井、壁ともはり始め。天井裏に見えるのは断熱材。
トイレ予定地。まだまだなんにもありません。