救急救命講習会

山登りでの救急救命の講習会。
公民館を借りてやまのぼりメンバーのお医者2名が主催してくれました。


山での外傷処置と誰でもできる一次救命、
それから高山病や低体温症、虫さされなどの対策、処置を
座学と人形を使っての実習でお勉強。


手順だけでなく、何のためにそうするかを教えてくれたので
非常にわかり易すかったし、手順をわすれても少し考えれば思い出せる
親切な講習。


一次救命とは、救急隊がくるまでにその場で出来る心肺蘇生法。
これは山だけでなく街でも同じとの事。
街での救命に備え、最近駅なんかでよく見るAEDの使い方もならう。



驚いた事が多数。


原因によらず一次救命の流れは同じという事
 倒れている原因がどうであれ、救急隊がくるまでに出来る対策は
 基本的には同じという事(脳卒中でも心臓病でも外傷でも)。


行為の目的が全然わかってなかったという事
 ドラマでよく見る心臓マッサージは止まった心臓の鼓動を再び復活させるためでなく
 (これはAEDの仕事)外から押す事で心臓の血液を全身に廻すためにやってたという事。
 はてなのリンクも間違ってるようです。要はポンプ機能の代行
 蘇生、とかマッサージというからややこしくなるんじゃなかろうか)


AEDはかなり出来るやつだという事。
 勝手に心電図をよみとり必要なら電気ショックを流す。
 しかもがんがん言葉で指示を出してくれる頼れるやつ。


心臓が止まって3分経てばその後の生存率は50%に落ちるそう。
対して電話してから救急車が来るまでの時間は現在6分以上。


この空いた時間に、止まった心臓をよみがえらせる(AED)、
もしくは止まっていても脳に酸素を送る一連の一次救命(人工呼吸、心臓マッサージ)を行う事が
大事なんだと言う事を教わりました。



消防署なんかでも定期的に無料で講習会やってるそうです。


やれる事がわかっていれば
倒れている人に積極的に声をかける事ができる。
心肺停止事例からの生存率は世界トップのシアトルが32%
大阪市は6%なんだと。