雪山に行ってきた


ここ数年は「雪山へ行ってみたい」という
希有な新人が現れなかったわれらやまぶの前に
今年は4人もの猛者たちが現れた。
しかも泊まり、しかもしかもテント泊である。


さすがに厳冬期のアルプスはいきなりすぎるので
ホームグラウンドの比良山へ。


滋賀県の山と行っても今年の積雪はかなりのものらしく
2mを超えていた。



坊村からの斜面を登る。
斜面はきついが雪はまだまだ。



稜線に出る。
想像通り風がすごい。



だんだん雪深くなり、この後あたりからラッセル。
猛吹雪で写真も撮れず。
どんどん眠たくなってくる。
前の晩、無理しすぎてねむいのかな、と思っていたけど
カッパの中に1枚フリースを来たらとたんにすっきりした。
このまえアンキチに習った低体温症の前触れだったのかもしれない。
山をなめてはいけません。



下山途中でルートファインディングミス。
やや遠回りして予定地より手前のイブルキノコバでテント設営。
豚キムチ鍋最高。
モトスケ謹製の梅酒は酔いが早く、すぐ眠る。
朝起きたら30cmくらいテントが埋まっているほどの積雪。



翌日の八雲。
みごとな雪景色(というか吹雪)。



下りはダケ道経由。
天候もだんだん晴れてきてようやくきれいな雪山が楽しめるように。




シリセードする余裕も。




ぶちよお祈りの時間が来た。




行程表。



今回はCLであるにもかかわらず登山届も地図も忘れてしまうと言う
反省点山積み登山。




教訓その1
初めてGPSの地図のみでルートをみていたけど
さすがに50mメッシュから生成された等高線では
尾根、谷が曖昧でこれだけを頼ると雪山では致命的な疲労を生んでしまいます。



教訓その2
比良山はアイゼン、ピッケルではなく
ワカン、ストック、これ最強。
(ただ状況によりけりなのでアイゼンは必須)



教訓その3
稜線ではフリース必須。
保温は重要。




新人さんたちも楽しんでもらえたようで何より。
またつぎ行きましょう。