サンタの役割


僕が物心ついたとき、クリスマスプレゼントは
母親と本屋に行って本を買ってもらうというスタイルでした。
小学校低学年くらいからかな。


なもんでサンタが居る居ない問題に心悩ます必要はありませんでした。



そういう経験があるからか元々ひねくれているからなのか
「サンタがいるとかナンセンス」
「うちは仏教やから12月24日祝うのは間違ってる」
「なんでクリスマスにプレゼント交換せなあかんねん」
などと結構大きくなっても考えていたので
12月24日にはつきあっていた子と大げんかなどという
別の意味でのイベントが繰り広げられてました。


さすがにへそ曲がりでも最近は
「そういう定期的なイベントで日常の感謝の気持ちを表す」とか
「ただ単に浮かれた気持ちになるのも良いな」
などということをようやく受け入れられるようになりました。
サンタに気持ちは大事、という事を教えられたという感じでしょうか。




話は変わってそんな親の子供。
去年まではまるでわかっていませんでしたが
3歳になると相当いろんな事を吸収しだして
保育園(絵本か友達か)あたりから


「どうも冬にクリスマスとかいうのがあって
 その日はサンタというのが煙突から入ってきて
 おもちゃをおいてってくれるらしい」
という情報を得てきていてます。


そういう知識の吸収と平行して、いろんな事に興味が出だしたからか
日常生活のルーチンワークをいやがりだし始め
歯を磨かない、服を着ない、ちゃっちゃとご飯食べないなど
世話を焼く事が増え始めてます。



そこでサンタですよ。



親「サンタ、親のいう事聞かん子のとこにはこないらしいで」


子「サンタなんてこんでもいい」


親「おもちゃもらえへんけどいいってこと?」


子「おもちゃ欲しい」


親「ならご飯食べたら歯磨かなあかんのと違うん?」


子「磨く」




今では彼の頭の中は
「煙突がないから鍵あけときたいけどそれやったら泥棒はいってくる」問題で
いっぱいです。



ありがとうサンタ。