長野の人情

ゴールデンウィークにやまぶの面々と長野県の槍ヶ岳へ行ってきました。

足元は雪、3日がかり、雨もふったけど快晴の一日に登頂でき大満足。
そしてベースとなる上高地へ戻りました。
ここには一般車は入れないので
ふもとに止めている車へタクシーでアプローチ。

3日ぶりのおふろとなる温泉について気がついた。
財布ない。。
経験した方ならわかると思いますが
けがもなく登頂成功し大好きなカレーも食って温泉！
というテンションのグラフはもう天井につきそうなくらいから一気に転落。
ていうかマイナス。。
携帯の電池も切れてるし。。
ああ。。
警察やら土産物屋やらに聞いてみても届いてない。
とりあえずクレジット会社に連絡、
友達に2000円借りて帰途に。
惨め。。

ＧＷもあけ、会社に向かう途中に久しぶりの友達から電話。
「財布あったって」
どうやら財布に入れていたその友人の先輩の名刺に電話があったみたい。
拾ってくれたのはタクシーの運転手さんで財布は警察から
無事、大阪に届きました。
お礼にと和菓子をおくらせてもらいました。

半月ほどした今日、封筒が届いていて差出人を見ると件のタクシー運転手さん。
中をあけてみると毛筆のていねいなお礼状。
「・・・拾得物を届けるのは当然の義務なのに丁寧な心遣い感謝いたします。
　本来ならばこの心使い、ご遠慮申しあげなければならないところではありますので
　心のこもったおれいに対して記念切手をおおくりします。ご笑納ください。」
・゜・(つД｀)・゜・ ウワァァァン

何をおっしゃるこちらこそ、です。
スキミングやら皇子様が世をにぎわす世知辛いこのご時世、
なくなったと思っていた財布をわざわざ届けてくれて
それだけでなく丁寧なお礼状。
あたりまえのようにみえてなかなか出来ないと思います。
ありがとうＨ運転手。。

切手の価値はわからないし、集める趣味もないけれど
モノにこもった気持ちに心動かされた月曜日でした。
今週もがんばれそうだ。