山野井泰史


ぶちよに借りたソロ


ソロ―単独登攀者・山野井泰史

ソロ―単独登攀者・山野井泰史


読み終わる。
書いたのは山野井本人ではなくルポライター
なぜ山に登る?しかも危険が多いソロ(単独登攀)で
と感じた著者は取材を重ねる中でこう感じた。



「なぜ山に登るのか。
 そこに(自分にとっての)善なるもの(山、自然その存在自体)があるからだ
 すなわち山登りとは『人間(自分)が本来持つ善性への回帰である』」


山は善、この価値観に
僕自身にとって山を登ることが、ただ単に「負けず嫌い」だけではないのだという、
「何か」が見えるきっかけを感じた1冊。


言葉で説明しにくい、自分にとっての絶対的な価値観がそこにあるのだと思う。
それが個性なんやと思う。


山野井さんはわかりやすい形で、そして厳しい形で
それを実践している。かっこいい。