山野井泰史
ぶちよに借りたソロ
- 作者: 丸山直樹
- 出版社/メーカー: 山と溪谷社
- 発売日: 1998/11
- メディア: 単行本
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読み終わる。
書いたのは山野井本人ではなくルポライター。
なぜ山に登る?しかも危険が多いソロ(単独登攀)で
と感じた著者は取材を重ねる中でこう感じた。
「なぜ山に登るのか。
そこに(自分にとっての)善なるもの(山、自然その存在自体)があるからだ
すなわち山登りとは『人間(自分)が本来持つ善性への回帰である』」
山は善、この価値観に
僕自身にとって山を登ることが、ただ単に「負けず嫌い」だけではないのだという、
「何か」が見えるきっかけを感じた1冊。
言葉で説明しにくい、自分にとっての絶対的な価値観がそこにあるのだと思う。
それが個性なんやと思う。
山野井さんはわかりやすい形で、そして厳しい形で
それを実践している。かっこいい。